2011年11月06日

アイデア創発ワークショップ第3回(12/18渋谷)

今年最後の、矢吹さん&石井のワークショップ「アイデア創発ワークショップ」を12月に行います。

※ このシリーズ、今年開催を合計すると、12月は、4度目の実施、なのですが、特別回が1回あったので、本式のものとしては、3回目です。

日時 12/18 9:00〜17:30 
場所 大橋会館 (最寄駅=池尻大橋駅)

内容は次の通りです

■午前
9:00〜12:30
〔講師〕矢吹博和さん

■午後(=石井のパートです)
13:30〜17:30
〔講師〕私石井力重
〔午後の内容〕
  1. テーマを設定する
  2. アイデアを拡げる
  3. アイデアを絞る
  4. アイデアを強化する

優れたアイデアワークには「アイデアを拡げる」だけではなく、他にも活動があります、とたびたび話したり書いたりしていますが、その全てをを、頭からおしりまで行います。理屈だけはなく、「体験(体感的にわかって)⇒理解(頭でも分かる)」ように構成しています。

第1回と第2回にくらべ時間を延ばし4時間という構成にしています。そしてかなりしっかり提供するために人数も絞りました。(50人⇒20人)

今回のアイデアワークショップでは、アイデアワークを一人であるいはチームで進める時に、必要となる「アイデア創出の技術」のフルセットを、学ぶことができます。どうもうまくアイデアが出せない、という時に、それら各フェーズをチェックしてゆくと、必ず、具体的な打ち手が見えます。なお、効果的にその本質を体験できる道具として開発してきた「ブレスター ※」「IDEAVote(アイデアボート) ※」を用います。

発想のほか、実践で広範な利用も可能な手順やコツを提供します。

アイデア出しが得意ではない、という方を想定した水準で作っていますので、ご興味があればぜひ、お気軽にご参加ください。



※ ブレスター
ブレスターは、ブレストを知らず知らずのうちに学べるカードゲーム型教材です。ブレストのルールの根底にある創造的心理様式を、ゲームを通じて自然と体験していきます。今回は学習用で準備がやや複雑なスタンダード・ルールではなく、すぐに始められてルールもとってもシンプルなワークショップ用のEasyルールで行います。

参考:ブレスターに関する記事

「ブレインストーミングの4つのツール」(誠Biz.ID)
この記事はとても面白くて、ブレスターだけでなく、他にも面白いツールが掲載されています。


※ IDEAVote
ブレスター誕生の4年後。今度はアイデアを絞る作業の本質をテーマにして、チップをつかって優れたアイデアを選び出すテーブルゲーム型教材を作りました。ブレストの4つのルールと、対を成す概念である「収束の5つのルール」のすべてを自然と学ぶことができます。

IDAVoteに関する記事 「アイデアの絞り込みをカードゲームで」
同じ媒体で記事になったときのものです。








詳細・申し込みはこちらです。
http://www.l-process.jp/ideaws_1218.html

(締切 12/12)









・・・長い、余談・・・


【私にとって、特別な思い入れのあるシリーズでした】

昨年までは、東京でのワークショップはいつも企業内でのものだったので非公開のものばかりでした。私はずっと、公開のワークショップを東京でやりたいなと思っていました。それで、矢吹さんに相談して、今年、3回やりましょう、ということになり、2月から展開してきました。3月には大震災があり、この3回シリーズをやりきるのは難しいかと、避難している時期には思いましたが、むしろ予定よりも多い回数を実施することになり、なんとか、最後を準備する時期を迎えられました。参加いただいたみなさん、準備・運営をサポートしてくださった方々のおかげです。ありがとうございます。

第1回と第2回とも、ラーニングプロセスさんの準備態勢がしっかりしているので「アイデアからプロトタイプまでをやる」という他ではやらない実験的なワークショップを行ってきました。特に、プロトタイプ作りまでやるは、いつもかなりドキドキものでした。今回は、プロトタイプ作成はありませんで、実験的という意味では「アイデアワークの4フェーズ全部をやる」という点で、チャレンジングな内容になっています。発想法の本を書こうとするとどうしても「アイデアを拡げる」部分になりがちです。他の3フェーズは、重要だけれども、読者が少ないので商業出版物にならりません。本というのは、そういう「重要だけれど顕在的な読者が少ないもの」は出せないツールなんです。たった1冊ですが、自分で書く体験をして、出す側の論理を学びました。なので、重要だけれど本にはならないものが、世の中にはたくさんある、という意味では、人数を絞ったレクチャーや、著者に直接会いに行くく事の大事さを重要視しています。今回も、最終回にふさわしく「本(洗練された形式知)にはならなず、多分、聞きに行って初めて得られる知識部分(暗黙知っぽいところ)」をふんだんに含んだものにしようとして、企画しました。いつもと変わらず今回も、他者との刺激の中で楽しくワークができるようにしますが、さらに一歩、創造工学的に踏み込んだところへ、今回は一緒に進みます。創造工学というのは、KJ法(川喜田先生)や・NM法(中山先生)の時代から、概念としてあり、未だなお、未踏領域の多い分野です。「学問領域」としても明確な確立は未だなされていませんし、多分、私の生涯が終わる時でも、状況は変わらないでしょう。周辺となる学問領域は結構あります。心理学、認知科学、脳という臓器のメカニズムに関する研究分野、あるいは、MOTやイノベーションにおける経営戦略路にあるような、研究開発マネージメント論、芸術や工科系の領域では、アートマネージメント、創作、デザイン、等々があります。感性工学や情報科学も、研究領域的にオーバーラップがあります。だから、隣接領域の研究者はいっぱいいても「創造工学」という視点だけで、創造という営みに関する知識を縫いとめと咀嚼し供する人、というのは今もそんなにいないし、将来もあんまりいないかもしれません。だから、二度とないかもしれない知識伝達の場になるかもしれない、と思い、いつも以上に心を込めて準備しています。

新しいことに挑戦し暗い未踏領域を切り開いてを進んでいく方にとって、暗い闇を照らすカンテラの1つになるような「知」を提供できれば幸いです。楽しくワークショップしつつも、長く振り返ることのできるスキルを提供したい!そう強く願って、全力で準備・運営します。
 
長く、書きましたが、全くアイデア発想に関するスキルや知識が無い方でも十分に楽しんで参加できるように設計しています。ご興味があればどなたでもご参加ください。(参加費は、会場を長く借り、そのうえ、参加者人数を絞ってしまったことで、いつもより高いですがご容赦ください)

posted by 石井力重 at 22:44| アイデアプラントのイベント